最終日、6:30起床、7:30朝食、8:30出発。
『 俺なんで頭痛いんやろ・・・ 』
俺は心の声を聞くことが出来る。
9:05 本日も母公堂 (ははこうどう) 横にある登山口から出発。
最初から12本爪アイゼンを装着。
雨が激しくなってきた・・・。
この辺りまだ積雪は少ない。
順調に高度を稼いでいく。
10:30 法力峠、到着。ピッケルを準備する。
単独の男性が下山してきた。
何かオーラを出しておられたので、話はせず。
いつものゾウの木
また別の単独の男性 (簡易アイゼンを着けていた) が下山してきた。
今度の男性は話しかけ易かった。
『 そらそうやろ 。。。。』と思った。
いよいよシビアなトラバースの連続が始まる。
Aミン、遅れ出す。
緊張の連続でなかなかのスリル感である。
気温が高い為、相変わらず雨が降り続く。
しばらく進むと先行者の足跡が消えた。
おそらく最初に出会った単独男性も撤退したのであろう。
軒、ありがて~!
温かいカップヌードルを食す。
この辺から雪がかなり増えた。
しかも雨のため雪が重い。
時折、雪を踏み抜く。
足を引き抜くのに体力が著しく消耗する。
しばらくすると難所のトラバース区間が始まる。
Aミン、頭の中は帰りのトラバースの事で一杯。
俺も疲れ気味か!?思うように足が前に出ない。
己に闘魂を注入する。
大日山への分岐点を通過。
13:50 ようやく稲村ヶ岳山頂展望台に到着した。
『 まじ疲れた~ 』と連呼する Aミン。
浴衣・下駄でウロウロするからだ。
ようやく雨が止んだ。
元気なフリをする Aミン。
帰路、正面に大日山が見える。
大日キレットからの登山道には全く足跡が無い。
時間もかつかつ。登るのは中止した。
大日キレットからの登山道には全く足跡が無い。
時間もかつかつ。登るのは中止した。
慎重に進むが・・・。
足元の雪が崩れ滑落する Aミン。
慌ててピッケルで制動をかける。
ちょー必死。
こんなに目を見開いたAミンを誰も見たことがないだろう。
14:20 稲村ヶ岳山荘に戻る。
あばよッ!稲村ヶ岳山荘~ !!
感動のハイタッチ!
洞川温泉で ゆっくりと汗を流し、満足した山行を終えた。
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