2017年12月8日金曜日

西穂高岳 独標登頂②

最終日、5:00起床、6:00朝食、7:00出発。

『 俺なんで頭痛いんやろ。』by 緑のオバサン2号


俺は心の声を聞くことが出来る。


山荘前にてアイゼン・ピッケル・ハーネス・ヘルメットを装着してアタックに備える。


本日は、山荘から西穂高岳 独標の往復。そして下山という行程。


尾根に取り付くと、風が少し強まる。


しかし緑のオバサン2号、相変わらず薄着。


大丈夫かいな。


振り返ると、焼岳と乗鞍岳。


真横からの強風と雪の礫を受けながら進んでゆく。


 (中央の三角が、ピラミッドピーク。その右、黒く見えているのが独標)


7:45 西穂高岳 丸山、到達。


丸山を過ぎると、風が一層強くなり、

バラクラバを装着していないと顔面が凍りつきそうな寒さ。

ピッケルを握る手も凍えてくる。


時折、風速15m越え。


突っ立ってると風がモロに直撃して激寒。


先行していたカップルが強風のため撤退していく中、


我々は、いよいよデンジャラスゾーンへ突入。


最後の難所。スッ転ばないように慎重に登る。


9:15 西穂高岳 独標に立つ。


※ちなみに独標とは「独立標高点」という測量用語である。


するとさっきまでの風が嘘のように止んだ。


快晴男、風をも吹き飛ばす。



しかも山頂が貸切だったおかげで、


登下降の練習まで出来た。


VIVA北アルプスー!!!

” ジョジョ立ち ” できめる。



独標からその先のピラミッドピーク、西穂高岳山頂を望む

ここまでの登りとは一変する上級者向のコース。


※安易にこのコースに向かうべきではないことを付記しておく。


山頂を堪能し、下山開始する。


ちなみにこの稜線を境に左側が長野県、右側が岐阜県。


満足感からか、さすがに皆の足取りも軽い。


10:20 西穂山荘へ無事帰還。

そして、ふと山荘前のベンチに目をやると、見覚えのある道具が!?

なんとAミンに貸していたはずのハンマーが放置されていた。


何やっとんじゃ~。

まだまだ修行が足りんな。


11:00 デポしていた荷物を回収後、ロープウェイ駅へ向けて出発。


 迫力と美しさに輝く山と空を仰いで、

今日も登らせてくれた山に感謝。


そして、そっと涙を流すオバオバ (緑のオバサン2号) であった。



― 完 ―



おまけ(M原、失態画像)



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