2017年2月9日木曜日

雪の稲村ヶ岳と大日山②

最終日、6:30起床、7:30朝食、8:30出発。

『 俺なんで頭痛いんやろ・・・ 』

俺は心の声を聞くことが出来る。

でもしっかり ご飯三杯食べていた。

9:05 本日も母公堂 (ははこうどう) 横にある登山口から出発。

最初から12本爪アイゼンを装着。

雨が激しくなってきた・・・。

この辺りまだ積雪は少ない。

順調に高度を稼いでいく。

10:30 法力峠、到着。ピッケルを準備する。


単独の男性が下山してきた。

何かオーラを出しておられたので、話はせず。

いつものゾウの木

また別の単独の男性 (簡易アイゼンを着けていた) が下山してきた。


今度の男性は話しかけ易かった。

話を聞くと、山荘手前で撤退してきたと言う。


『 そらそうやろ 。。。。』と思った。

いよいよシビアなトラバースの連続が始まる。

Aミン、遅れ出す。

緊張の連続でなかなかのスリル感である。

気温が高い為、相変わらず雨が降り続く。

しばらく進むと先行者の足跡が消えた。

おそらく最初に出会った単独男性も撤退したのであろう。

 
12:30 稲村ヶ岳山荘にたどり着く。

 
軒、ありがて~!

温かいカップヌードルを食す。

この辺から雪がかなり増えた

しかも雨のため雪が重い。

時折、雪を踏み抜く。

足を引き抜くのに体力が著しく消耗する。

しばらくすると難所のトラバース区間が始まる。

慎重に一歩一歩足場を確保しながら進んでいく。

Aミン、頭の中は帰りのトラバースの事で一杯。

俺も疲れ気味か!?思うように足が前に出ない。

己に闘魂を注入する。

 
大日山への分岐点を通過。

13:50 ようやく稲村ヶ岳山頂展望台に到着した。


『 まじ疲れた~ 』と連呼する Aミン。

浴衣・下駄でウロウロするからだ。

ようやく雨が止んだ。

元気なフリをする Aミン。

帰路、正面に大日山が見える。

大日キレットからの登山道には全く足跡が無い。

時間もかつかつ。登るのは中止した。

帰路のトラバースも怖い。

慎重に進むが・・・。

足元の雪が崩れ滑落する Aミン。

慌ててピッケルで制動をかける

ちょー必死。

こんなに目を見開いたAミンを誰も見たことがないだろう。

14:20 稲村ヶ岳山荘に戻る。

あばよッ!稲村ヶ岳山荘~ !!

16:20 全員無事帰還。

感動のハイタッチ!

洞川温泉で ゆっくりと汗を流し、満足した山行を終えた。



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